岐阜市で行われた『ぎふメディアコスモス』で公演をした様子を、岐阜版の中日新聞さんに取り上げていただきました。
くべるという会社を立ち上げ、そして訪問介護ステーションひまわりとして、共に働いてくれている看護師の方々と共に、実際に患者さんと関わり、ご家族の方と何度もやり取りを重ねながら、日々向き合い続けています。
そして講演会の中で、「何が苦しいのかを聞いてあげることができれば実際に困っていることに対応でき、そして回復に近づくことができる」ということを話しました。
関わる患者さん一人ひとりが抱えている症状も、悩みも違います。
今までの経験や本などに書いてあることをもとにアプローチしても、その患者さん自身に合わないこともある。
一番大切なことは、当事者の気持ちに寄り添いながら、時に同じ気持ちになり、そして困っていることを少しでも看護師の目線で取り除くことができるかどうかを一緒に考えていくことが大切だと思っています。
そして患者さんだけでなく、精神疾患を抱えた人を支えるご家族の方は、また違った辛さや負担を抱えていることもあるのです。
だからこそ私たちは、回復を願うご家族の思いを汲み取りながら、時には寄り添い、時には専門的なアプローチをして、そしてそれぞれのペースで回復に向かうことを目指しているのです。
精神疾患を抱えた方々のそれぞれのペースで、心の回復に繋げていけるように。
そしてご家族の方々と共に、同じ歩幅で一緒に手を取り合いながら笑顔になれる日が来るその日までサポートができるように。
そんな思いを込めながら、今回の講演会ではお話をさせていただきました。
私たち「訪問看護ステーションひまわり」にしかできないアプローチの仕方で一つの拠り所になれるような場所を目指し、そしてより多くの方々が自分の人生に誇りをもち、そして自然と笑顔が増えていけるようになることを願っております。